REJ株式会社は2026年7月24日、名古屋市東区東桜に、一日一組限定の宿泊施設「trive sakae oasis」をオープンしたと発表しました。ワンフロアを貸し切り、最大9名で滞在できるプライベートレジデンスです。
栄や新栄へ移動しやすい都市立地に、グループで集まれるリビングや連泊を支える設備、名古屋の風景を題材にしたフォトアートを組み合わせています。本記事では、開業段階の最新情報を基に、施設の特徴と宿泊事業者にとっての実務的な示唆を整理します。
観光庁(国土交通省)『令和8年版観光白書(概要版)』では、観光白書・観光動向を考える際に、地域資源を単体で見せるだけでなく、受入環境や周辺事業者との連携まで含めて磨き上げる視点が示されています。今回の発表も、施設の魅力を地域での過ごし方や移動導線と結びつけて伝える点で、宿泊事業者が滞在価値を組み立てる参考になります。

本記事のポイント
- 「trive sakae oasis」は、名古屋・東桜に開業した一日一組限定、全1室の宿泊施設です。
- 最大9名に対応し、リビングやキッチン、洗濯機などを備えることで、家族や友人とのグループ旅行から連泊まで幅広い滞在を想定しています。
- 栄・新栄へのアクセスと静かな専有空間を両立し、街で過ごす時間と施設内で過ごす時間を一続きの体験として提案しています。
発表内容の整理

今回の発表は、計画や開業予定の告知ではなく、「trive sakae oasis」がオープンしたことを伝える開業段階の更新です。施設は愛知県名古屋市東区東桜に位置し、地下鉄桜通線「高岳」駅から徒歩約5分、地下鉄東山線「新栄町」駅から徒歩約10分と案内されています。
全1室のワンフロア貸切型で、宿泊人数は最大9名です。リビング、寝室、浴室、洗面、トイレに加え、キッチンや洗濯機を備え、短期旅行だけでなく連泊にも対応する滞在環境が整えられています。
室内は落ち着いた色彩を基調とし、家具、素材、照明の陰影まで細部を整えています。名古屋の街並みや風景を切り取ったフォトアートを取り入れ、都市滞在の記憶を室内でも感じられるようにした点も特徴です。地域の表情を空間づくりへ丁寧に取り込むREJ株式会社の工夫がうかがえます。
出典:PR TIMES 名古屋・東桜に、都市の洗練と静謐を纏うプライベートレジデンス「trive sakae oasis」誕生

栄を楽しみ、東桜で落ち着く都市滞在
立地の要点は、名古屋中心部の回遊性と、貸切空間で落ち着いて過ごせる環境を組み合わせたことです。周辺には栄、新栄、オアシス21、中部電力 MIRAI TOWERなどがあり、買い物、飲食、文化体験を旅程へ組み込みやすくなっています。
都市型の宿泊施設では、駅からの距離だけでなく、日中の街歩きから夜の団らんまでをどのようにつなぐかが滞在価値を左右します。「trive sakae oasis」が、華やかな都心への近さと一日一組の静けさを同時に打ち出している点は、滞在場面を具体的に想像しやすくする魅力として映ります。
最大9名の貸切空間が支えるグループ旅行
最大9名という定員は、複数世代の家族旅行や友人同士の旅行など、一般的なホテルでは客室が分かれやすい利用場面に対応します。ゆとりあるリビングを中心に、食事や会話を共にしながら、それぞれが休める空間を設けた構成は、「一緒に過ごすこと」自体を旅の目的にしやすくします。
キッチンと洗濯機は、連泊時の荷物や外食回数を調整しやすくする設備です。宿泊事業者にとっても、設備を列挙するだけでなく、家族で食卓を囲む、夜まで会話を楽しむ、滞在中に洗濯するといった利用場面と結び付けて伝えることが、予約前の理解を深めるうえで参考になります。
名古屋のフォトアートがつなぐ地域体験
室内に名古屋の街並みや風景を題材としたフォトアートを置くことで、施設の外で出会う街の印象を滞在空間へ持ち込んでいます。地域性を装飾的な記号だけで表すのではなく、写真家の視点や光景を通して伝える手法は、宿泊者が土地への関心を持つきっかけになります。
こうした体験設計は、周辺観光の案内とも連動できます。作品に関連する場所や時間帯、街歩きの経路を客室内の案内やデジタル情報へ展開すれば、施設内の鑑賞体験から実際の地域回遊へ自然につなげられます。地域の記憶を宿泊体験へ織り込む取り組みは、都市型の小規模施設でも参考になる工夫です。
一日一組の運営で大切になる受入品質
観光庁の「住宅宿泊事業法の施行状況」によると、2026年5月15日時点の住宅宿泊事業の届出件数は6万3,658件で、住宅宿泊管理業の登録件数は4,334件です。これらは「trive sakae oasis」の法的区分を示すものではありませんが、貸切型を含む多様な滞在サービスを支える運営・管理の裾野が広がっている市場環境を示します。
全1室・一日一組の施設では、一組ごとの体験が施設全体の印象に直結します。最大9名分の清掃やリネン、設備点検に加え、到着前の案内、入室手順、騒音への配慮、緊急時対応を分かりやすく整えることが重要です。専有性の高さを、安心して過ごせる受入品質まで含めて届けることが、施設の魅力を支えます。
また、観光庁の「令和8年版観光白書(概要版)」は、宿泊業の人材確保と生産性向上をテーマの一つに掲げています。一日一組型でも、清掃確認やメッセージ対応を属人的にせず、チェック項目、写真記録、多言語案内、連絡手順を標準化することは、少人数運営の負担軽減とサービス品質の安定につながります。空間の上質さと再現性のある運営を両立させる視点が、今後一層大切になります。

まとめ
「trive sakae oasis」は、名古屋・東桜に開業した、一日一組限定・最大9名対応のプライベートレジデンスです。栄や新栄へのアクセス、グループで集まれるリビング、連泊を支える設備、名古屋のフォトアートを組み合わせ、都市を楽しむ時間と室内でくつろぐ時間の双方を提案しています。
施設の特徴を設備や定員だけでなく、誰とどのように過ごす場所なのかまで具体化している点に、丁寧な滞在設計がうかがえます。今後は、地域回遊の案内と一組ごとの受入品質が重なることで、名古屋でのグループ滞在に新たな選択肢をもたらすことが期待されます。
企業情報
- 施設名:trive sakae oasis
- 施設所在地:〒461-0005 愛知県名古屋市東区東桜2丁目11-20 Ygk.Higashisakura 5F
- 客室数:全1室
- 宿泊人数:最大9名
- アクセス:地下鉄桜通線「高岳」駅より徒歩約5分、地下鉄東山線「新栄町」駅より徒歩約10分
- 主な設備:リビング、寝室、浴室、洗面、トイレ、キッチン、洗濯機ほか
- 周辺観光:オアシス21、中部電力 MIRAI TOWER、名古屋城、栄・新栄エリア、名古屋中心部
- 運営会社:REJ株式会社
- 会社所在地:〒460-0008 名古屋市中区栄三丁目30番28号 岩田サカエビル5階
- 設立:2009年(平成21年)1月16日
- 代表者:代表取締役 渡野 友和
- 会社電話番号:052-526-5640
- 会社公式サイト:REJ株式会社公式サイト
参考資料
- 観光庁(国土交通省)『住宅宿泊事業法の施行状況(令和8年5月15日時点)』: 住宅宿泊事業法の施行状況
- 観光庁(国土交通省)『令和8年版観光白書(概要版)(公表資料)』: 令和8年版観光白書(概要版)

