東急リゾーツ&ステイ株式会社が運営する「東急ステイ新宿」は、2026年9月29日(火)に全館リニューアルオープンします。今回の発表では、2階の宿泊者専用ラウンジ「Re:cord Lounge」の新設、朝食とラウンジサービスの詳細、最上階コンセプトルームの正式名称が明らかになりました。現在、リニューアル後の宿泊予約を受け付けています。
今回の段階は、2026年3月に示された改修計画から一歩進み、開業日やサービス内容、客室名称が確定した更新発表です。施設名は「東急ステイ新宿」のまま、「SANKADO SQUARE」はデザインコンセプトです。
観光庁(国土交通省)『令和8年版観光白書(概要版)』では、観光白書・観光動向を考える際に、地域資源を単体で見せるだけでなく、受入環境や周辺事業者との連携まで含めて磨き上げる視点が示されています。今回の発表も、施設の魅力を地域での過ごし方や移動導線と結びつけて伝える点で、宿泊事業者が滞在価値を組み立てる参考になります。

本記事のポイント
- 東急ステイ新宿の全館リニューアル日は、以前の「2026年秋予定」から「2026年9月29日(火)」に確定しました。
- 2階に新設される「Re:cord Lounge」は、朝食、カフェ、音楽、カクテルなどを時間帯に応じて楽しめる宿泊者専用ラウンジです。
- 最上階14階のコンセプトルームは、仮称「ステイプレミア」から正式名称「3chome Collective TWIN」に決まりました。
発表内容の整理

東急ステイ新宿は、デザインコンセプト「SANKADO SQUARE」のもとで全面改修を進めています。施設名は「東急ステイ新宿」のまま、「SANKADO SQUARE」はデザインコンセプトです。過去記事ではリニューアル後の施設名として扱っていましたが、2026年7月30日時点の発表内容に基づき、この位置づけを明確に訂正します。
新設される「Re:cord Lounge」は2階に設ける宿泊者専用施設で、周辺住民向けの共用ラウンジではありません。午前7時から午前11時までは朝食会場、その後は午後9時までフリーラウンジとして運用されます。地域のレコード店と連携して選盤を定期的に更新し、音楽の雰囲気に合わせたカクテルやモクテルも提供する計画です。
最上階14階の1室については、仮称「ステイプレミア」から「3chome Collective TWIN」へ正式名称が確定しました。新宿三丁目の文化を取り入れた39平方メートル、定員4名の客室で、キッチン、電子レンジ、洗濯乾燥機、浴室セパレート、大型スクリーンなどを備えます。全館リニューアル日は、以前の2026年秋予定から2026年9月29日(火)に確定しており、宿泊予約も受け付けています。
出典:PR TIMES 街の文化と繋がる音楽・カクテルでチルアウト 9 月 29 日リニューアルオープンの東急ステイ新宿に宿泊者専用ラウンジ「Re:cord Lounge」を新設
一日を通して役割が変わる宿泊者専用ラウンジ
「Re:cord Lounge」の特徴は、同じ空間を朝食会場とフリーラウンジに切り替え、滞在中の複数の場面を支える点にあります。朝の食事、外出前後の休憩、音楽や飲み物を介した気分転換までを一つの場所でつなぐことで、客室外にも宿泊者が自分のペースを整えられる居場所が生まれます。
観光庁(国土交通省)の「令和8年版観光白書(概要版)」は、宿泊業の人材確保と生産性向上を主要な論点に掲げています。時間帯によってサービスを切り替える運営では、提供内容だけでなく、仕込み、清掃、接客、アルコール提供の業務を無理なく接続する設計が重要です。東急ステイ新宿の取り組みは、一つの空間に複数の滞在価値を持たせながら、運用手順を時間軸で整理する際の参考になります。

朝食の選択肢を広げる軽やかな提供設計
朝食は午前7時から午前11時までのライトビュッフェです。卵、ベーコン、ヨーグルト、フルーツなどに品目を絞り、一品ごとの質を重視します。看板メニューのクロックムッシュは目の前で焼き上げ、出来たてを提供する計画です。
ラウンジ内での飲食に加えて、出発を急ぐ宿泊者や客室で過ごしたい宿泊者に向けた持ち帰り用の箱も用意します。滞在者の行動を一つの食事会場へ固定せず、館内での過ごし方や出発時刻に合わせて選べる仕組みです。品数の多さだけに頼らず、出来たての一品と持ち運びやすさで朝食体験を組み立てる工夫からは、現場の負担と宿泊者の満足を両立させようとする丁寧な設計がうかがえます。
音楽と飲み物で新宿三丁目の文化につなぐ
ラウンジのレコードは音楽ジャンルだけでなく、「リフレッシュしたい」「歩いた後にひと息つきたい」といった気分から選べるように分類されます。音楽に詳しくない宿泊者にも入口をつくり、選んだレコードの雰囲気に寄り添うカクテルやモクテルを提供することで、鑑賞を体験へ広げます。
観光庁(国土交通省)の「観光地域づくり事例集 第4章『インフラの整備と活用強化』」は、旅行者の利便性や満足度を高める受入環境について、施設整備と地域の関係者による取り組みを組み合わせる視点を示しています。東急ステイ新宿が地域のレコード店と定期的に選盤を更新する計画は、館内装飾として街らしさを表現するだけでなく、地域の文化を継続的なサービスへ取り込む方法です。連携先との更新頻度や選定基準まで運用に落とし込めれば、再訪時にも変化を感じられる魅力につながります。
確定した開業日と客室名称が予約時の理解を支える
今回の発表により、全館リニューアル日は2026年9月29日(火)に確定しました。また、最上階の1室は「3chome Collective TWIN」という正式名称になり、最大4名で利用できる客室として予約時に具体的な滞在像を伝えやすくなりました。
大型スクリーンやソファ、カウンターに加え、キッチンと洗濯乾燥機を備えるため、グループ旅行の団らんと中長期滞在の利便性を同じ客室で支えます。街の文化を楽しむ演出と実用設備を併置した客室づくりは、体験性を打ち出しながら滞在中の具体的な不便も減らす取り組みとして、宿泊者に魅力的に映ります。
観光庁(国土交通省)の公表資料によると、国際観光旅客税は2026年7月1日に1,000円から3,000円へ引き上げられ、第5次観光立国推進基本計画に基づく関係予算も令和7年度の490億円から令和8年度は1,300億円へ増額されました。これは個別施設の需要を直接示す数値ではありませんが、受入環境の充実や観光産業の強化が政策上重視される状況を表します。新宿のように国内外の旅行者が行き交う地域では、分かりやすい館内案内や柔軟な飲食、滞在を整える共用空間を一体で考える重要性が一段と高まります。
まとめ
東急ステイ新宿の今回の発表は、全館リニューアル計画における開業日と主要サービスの確定段階に当たります。2026年9月29日のリニューアルに向けて予約を受け付けており、2階の「Re:cord Lounge」は宿泊者専用として運営されます。施設名は「東急ステイ新宿」のまま、「SANKADO SQUARE」はデザインコンセプトです。
朝食、カフェ、音楽、飲み物を時間帯ごとに展開するラウンジと、新宿三丁目の文化を映した「3chome Collective TWIN」は、街との接点と館内での過ごしやすさを両立させる試みです。地域の事業者と連携しながら体験を継続的に更新する姿勢は、都市型ホテルが滞在価値を深めるうえで現場でも参考になる取り組みです。
企業情報
- 施設名:東急ステイ新宿
- 施設所在地:東京都新宿区新宿3-7-1
- 全館リニューアルオープン:2026年9月29日(火)
- アクセス:JR線「新宿」駅東口より徒歩8分、都営新宿線・東京メトロ「新宿三丁目駅」C3出口より徒歩1分
- コンセプトルーム:3chome Collective TWIN(14階・1室、定員4名、39平方メートル)
- 施設公式サイト:東急ステイ新宿 公式サイト
- 運営会社:東急リゾーツ&ステイ株式会社
- 本社所在地:東京都渋谷区
- 代表者:代表取締役社長 山脇 賢一
- 事業内容:ホテル、ゴルフ、スキー、EC事業など全国100超の施設運営
参考資料
- 観光庁(国土交通省)『令和8年版観光白書(概要版)(2026年7月1日)』: 令和8年版観光白書(概要版)
- 観光庁(国土交通省)『観光地域づくり事例集 第4章「インフラの整備と活用強化」(公表資料)』: 観光地域づくり事例集 第4章「インフラの整備と活用強化」

