株式会社リブ・マックスは2026年7月24日、広島県三原市須波エリアに「リブマックスリゾート三原温泉シーフロント」を開業しました。瀬戸内海の多島美を望む立地を生かし、客室、温泉、サウナ、プールを一体的な滞在体験として提案するオーシャンビューリゾートです。本記事では、今回が計画段階ではなく開業段階の発表であることを踏まえ、施設の特徴と宿泊事業者にとっての実務的な示唆を整理します。
観光庁(国土交通省)『令和8年版観光白書(概要版)』では、観光白書・観光動向を考える際に、地域資源を単体で見せるだけでなく、受入環境や周辺事業者との連携まで含めて磨き上げる視点が示されています。今回の発表も、施設の魅力を地域での過ごし方や移動導線と結びつけて伝える点で、宿泊事業者が滞在価値を組み立てる参考になります。

本記事のポイント
- リブマックスリゾート三原温泉シーフロントが、2026年7月24日に広島県三原市で開業しました。
- 瀬戸内海を望む客室に加え、屋上天空露天温泉、サウナ、プールを備え、海景色を滞在全体で楽しめる構成です。
- 三原駅や山陽自動車道からのアクセスと270台分の無料駐車場を備え、地域周遊の拠点としての活用も見込まれます。
発表内容の整理

リブマックスリゾート三原温泉シーフロントは、JR山陽本線・山陽新幹線の三原駅から車またはタクシーで約15分の場所に開業しました。今回の発表は土地取得や計画公表ではなく、施設が営業を始める開業段階の更新です。
客室として洋モダンジュニアスイート、オーシャンスイート、和美麗スーペリアが紹介され、客室半露天風呂も設けられています。館内には大浴場、屋上天空露天温泉、サウナ、プール、ビュッフェ会場があり、瀬戸内海の景観と温浴・飲食を組み合わせた滞在が打ち出されています。
出典:PR TIMES 「リブマックスリゾート三原温泉シーフロント」7月24日OPEN!
瀬戸内の多島美を滞在価値に変える立地
施設の大きな特徴は、須波エリアから望む瀬戸内海の景観を、単なる眺望ではなく滞在の中心に据えている点です。環境省によると、広島県を関係都道府県に含む瀬戸内海国立公園は、陸域6万6,934ヘクタール、海域83万7,541ヘクタールに及び、大小の島々がつくる多島海景観を特徴としています。こうした地域固有の風景を客室や温浴空間から継続して楽しめることは、三原に滞在する理由を分かりやすく伝える魅力として映ります。
宿泊施設の現場では、朝、日中、夕暮れで変化する海の表情を館内案内や滞在提案に落とし込むことで、景観の価値をさらに伝えやすくなります。時間帯ごとのおすすめの過ごし方を示すことは、館内滞在の満足度向上に加え、連泊や早めの到着を促す情報設計にもつながります。
温泉・サウナ・プールを重ねた体験設計
屋上天空露天温泉、サウナ、プールを海景色と組み合わせた構成により、温浴だけでなく、休息や眺望を含む一連の体験が提案されています。複数の設備をばらばらに訴求するのではなく、「瀬戸内の海を眺めながら心身を解きほぐす時間」としてまとめているところに、施設の丁寧な体験設計がうかがえます。
運営面では、温泉、サウナ、プールの利用案内をチェックイン時に一度で理解できるよう整理し、混雑しやすい時間帯や安全上の注意も分かりやすく示すことが重要です。景観を楽しみやすい時間帯と各設備の利用方法を併せて案内できれば、初めて訪れる宿泊者も館内での過ごし方を組み立てやすくなります。
客室の選択肢が支える多様な滞在
洋モダンジュニアスイート、オーシャンスイート、和美麗スーペリアという異なる客室タイプに加え、客室半露天風呂が紹介されています。洋室と和の趣を備えた客室、眺望、客室内で楽しめる温浴体験を組み合わせることで、夫婦・カップル、家族、記念日旅行など、目的の異なる宿泊者に選択肢を提示しやすい構成です。
予約画面や館内説明では、客室名だけでなく、眺望、寝具、入浴設備、想定する過ごし方の違いを明確にすることが欠かせません。宿泊者が自分の旅行目的に合う客室を選びやすくする情報設計は、予約前の安心感を高め、期待と実際の滞在とのずれを抑えるうえでも現場の参考になる取り組みです。
地域周遊と受入環境をつなぐ運営視点
三原駅から車で約15分、本郷インターチェンジから約37分という立地に加え、270台分の無料駐車場が案内されています。鉄道利用者と自動車利用者の双方を受け入れられるため、三原市内だけでなく、しまなみエリアを含む周辺観光と宿泊を組み合わせる拠点としても活用しやすい施設です。
観光庁の登録観光地域づくり法人一覧では、せとうち観光推進機構が瀬戸内地域の広域連携法人として掲載されています。また、観光庁(国土交通省)の「観光地域づくり事例集 第4章『インフラの整備と活用強化』」は、旅行者の利便性や満足度を高めるため、景観や港湾などのハード面と案内・サービスなどのソフト面を結び付ける重要性を示しています。施設でも、駅からの移動方法、駐車場、周辺観光、館内設備の案内を一連の旅程として提示することで、海辺の立地を地域周遊へつなげやすくなります。
外国人旅行者を含む幅広い宿泊者を想定する場合は、交通案内や温浴施設の利用方法について、多言語表示や図記号を組み合わせることも実務上の選択肢です。施設内の充実した時間と地域での体験を分断せずに案内することが、三原市・須波エリアの魅力をより深く知ってもらう契機になります。
まとめ
リブマックスリゾート三原温泉シーフロントは、瀬戸内海の多島美、客室半露天風呂、屋上天空露天温泉、サウナ、プールを組み合わせた海辺の温泉リゾートとして開業しました。景観を客室や温浴設備だけにとどめず、滞在全体の物語として届けようとする工夫は、地域資源を宿泊価値へつなぐ一例です。今後、館内での時間帯別の提案や周辺観光との連携が深まることで、須波エリアを訪れる新たなきっかけとなることが期待されます。
企業情報
- 施設名:リブマックスリゾート三原温泉シーフロント
- 所在地:広島県三原市須波ハイツ1-1-15
- アクセス:JR山陽本線・山陽新幹線「三原駅」から車・タクシーで約15分、山陽自動車道「本郷IC」から車で約37分
- 駐車場:270台、無料
- 施設公式サイト:リブマックスリゾート三原温泉シーフロント
- 運営会社:株式会社リブ・マックス
- 公開お問い合わせ先:株式会社リブ・マックス リゾート事業部
- 運営会社所在地:〒107-0052 東京都港区赤坂2-5-1 S-GATE赤坂山王9F
- 電話番号:03-3505-0777
- FAX:03-3505-0781
- 事業内容:ホテル・リゾート施設の運営
参考資料
- 環境省『瀬戸内海国立公園の特徴(最新公表ページ)』: 瀬戸内海国立公園の特徴
- 観光庁『登録観光地域づくり法人「登録DMO」の形成・確立計画(2026年4月1日)』: 登録観光地域づくり法人「登録DMO」の形成・確立計画
- 観光庁(国土交通省)『令和8年版観光白書(概要版)(公表資料)』: 令和8年版観光白書(概要版)

