京都・天橋立エリアの愛犬同伴一棟貸切ヴィラ「ドッグランヴィラⅡ」に、屋外プライベートサウナが新設されました。今回の発表は新規開業ではなく、既存の一棟貸切滞在にサウナを加え、愛犬を見守りながら飼い主も休息を取りやすくする設備更新です。
観光庁(国土交通省)『令和8年版観光白書(概要版)』では、観光白書・観光動向を考える際に、地域資源を単体で見せるだけでなく、受入環境や周辺事業者との連携まで含めて磨き上げる視点が示されています。今回の発表も、施設の魅力を地域での過ごし方や移動導線と結びつけて伝える点で、宿泊事業者が滞在価値を組み立てる参考になります。

本記事のポイント
- ドッグランヴィラⅡでは、宮津湾を望むテラスに棟専用の屋外プライベートサウナを新設しました。
- 人用・犬用で深さが異なる既存プールを、夏の水遊びと秋冬のサウナ後の利用で季節に応じて活用する構成です。
- 一棟内で愛犬の居場所を見通せる動線は、ペット同伴旅行における飼い主の休息時間を考えるうえでも注目されます。
発表内容の整理

ドッグランヴィラⅡは、京都府宮津市に位置する1日1組限定の愛犬同伴一棟貸切ヴィラです。今回、宮津湾を望むテラスデッキに、宿泊棟専用で使える木造の屋外プライベートサウナを導入しました。
サウナの前には、人用水深110cmと犬用水深50cmのプライベートプール、客室直結の天然芝ドッグラン、リクライニングチェアを置くテラスが連なります。夏季にプールとして使う水面を、秋冬にはサウナ後の利用にもつなげることで、既存設備の役割を季節ごとに広げる設計です。
出典:PR TIMES 「愛犬中心の旅」に、飼い主の至福の休息を。愛犬を見守りながら整う、専用サウナ付きヴィラが京都・天橋立に誕生
愛犬を見守れることと休息を両立する滞在動線
今回の設備更新で特徴的なのは、サウナ、プール、テラス、ドッグランが客室周辺に集約されている点です。飼い主がサウナや外気浴を楽しむ時間にも、愛犬が過ごす芝生や水辺を視界に収めやすく、別の場所に預けることなく滞在を組み立てられます。
ペット同伴旅行では、客室内で一緒に過ごせることや食事時の同席が宿選びの重要な要素になりやすいとされています。ドッグランヴィラⅡでは、屋根付きテラスでの食事、自家源泉「銀温泉」、犬用浴槽も組み合わせ、愛犬のケアと飼い主の休息を同じ滞在動線に置いていることが魅力として映ります。
既存プールを季節で使い分ける設備の考え方
人用と犬用で深さを分けたプールは、夏には水遊びの場として、外気温が下がる時期にはサウナ後の利用へと役割を変えます。新たな専用設備を増やすだけでなく、すでにある水面とテラスを季節に合わせて活かす発想は、限られた敷地で滞在価値を高めるヒントになります。
また、サウナ後にテラスで過ごし、必要に応じて客室の温泉へ戻れる配置は、温度変化のある屋外空間を無理なく楽しめるよう配慮したものです。愛犬の遊び場と大人の休息場所を分断しないことで、同行者それぞれの過ごし方を選びやすくしています。
天橋立周辺の季節体験と一棟貸切の価値
海や紅葉、冬の食といった天橋立・丹後エリアの季節性は、一棟貸切滞在の過ごし方に幅を持たせます。施設内ではプールやドッグラン、周辺では愛犬同伴で参加できるマリンアクティビティなど、宿泊だけで完結させず地域での時間へつなげる選択肢が用意されています。
観光庁(国土交通省)の「令和8年版観光白書(概要版)」では、2025年の外国人延べ宿泊者数が過去最高となる一方、外国人宿泊の約7割が三大都市圏に集中し、地方部は3割程度にとどまることが示されています。地域固有の自然や食、愛犬と一緒に過ごせる体験を滞在設計に織り込むことは、地方部での旅行目的を具体化する取り組みの一つとして捉えられます。

宿泊事業者が考えたいペット同伴旅行の受入設計
ペット同伴旅行では、愛犬向け設備を増やすことに加え、飼い主が安心して休める時間をどうつくるかが滞在満足に関わります。客室から屋外の様子を確認しやすい窓の配置、ドッグランへの直接動線、犬用浴槽といった細部の積み重ねは、滞在中の移動や見守りの負担を軽くする工夫です。
同白書は、宿泊業における人材確保と生産性の向上をテーマに掲げています。ドッグランヴィラⅡのように、貸切空間の中で設備と動線を一体的に設計する考え方は、個別の案内や移動の手間を抑えながら、宿泊者自身が過ごし方を選びやすい受入環境につながります。ペット同伴市場では、設備の有無だけでなく、愛犬と飼い主双方の時間をどう整えるかが大切な視点になりそうです。
まとめ
ドッグランヴィラⅡへの屋外プライベートサウナ新設は、愛犬同伴の一棟貸切滞在に飼い主の休息時間を加える更新です。既存プールを季節で使い分け、ドッグランや温泉、食事の場を近接させることで、愛犬を中心にしながら同行者もそれぞれの時間を過ごせる空間が形づくられています。地域の自然・食・アクティビティへつながる滞在提案とあわせ、ペット同伴旅行の受入設計を考える参考になります。
企業情報
施設概要
- 施設名:ドッグランヴィラⅡ(Dog Run VillaⅡ)
- 所在地:〒629-2243 京都府宮津市字難波野小字金持335番地22・23
- エリア:京都・天橋立(海の京都/丹後エリア)
- 形態:1棟貸切(1日1組限定)・ペット同伴可(犬種・頭数の制限なし)
- 定員:5名
- 主な設備:屋外プライベートサウナ/プライベートプール/自家源泉「銀温泉」/天然芝ドッグラン
- 食事:海の京懐石/グランピングBBQ/素泊まり
- アクセス:京都縦貫自動車道「与謝天橋立IC」より約30分/京都丹後鉄道宮豊線「天橋立駅」からバスまたはタクシー
- チェックイン/アウト:15:00〜18:00/11:00(マリントピア天橋立10号館フロント)
- 公式サイト:https://villa-dogrun.com/ https://villa-dogrun.com/
会社概要
- 会社名:マリントピアリゾート
- URL:https://www.nishigaki-group.com/
- 業種:サービス業
- 本社所在地:京都府京丹後市大宮町口大野88
- 代表者名:西垣俊平
- 上場:未上場
- 資本金:1億円
- 設立:1950年8月
参考資料
- 観光庁(国土交通省)『令和8年版観光白書(概要版)(2025年)』: 令和8年版観光白書(概要版)
- 観光庁(国土交通省)『観光地域づくり事例集 第6章「災害からの観光復興強化」(公表資料)』: 観光地域づくり事例集 第6章「災害からの観光復興強化」

