長崎県対馬市の東横INN対馬比田勝で、モルックパーク「つしまモルック1045」が2026年9月26日にグランドオープンします。海辺や温泉を訪れる旅の時間に、初心者からグループ利用まで楽しめるスポーツ体験を加える今回の更新は、滞在の過ごし方を広げる動きとして注目されます。
観光庁(国土交通省)『令和8年版観光白書(概要版)』では、観光白書・観光動向を考える際に、地域資源を単体で見せるだけでなく、受入環境や周辺事業者との連携まで含めて磨き上げる視点が示されています。今回の発表も、施設の魅力を地域での過ごし方や移動導線と結びつけて伝える点で、宿泊事業者が滞在価値を組み立てる参考になります。

本記事のポイント
- 東横INN対馬比田勝に、屋外8コートと屋内3コートから成る「つしまモルック1045」が新設されます。
- 雨天時にも利用できる屋内コートを備え、観光の合間からチーム利用まで幅広い滞在目的に対応します。
- 地域の自然・温泉と参加型コンテンツをつなぐことで、宿泊施設が旅の体験設計に関わる一例となります。
発表内容の整理

今回の発表は、2019年に開業した東横INN対馬比田勝にモルックパークを併設する、開業後の滞在価値を広げる更新です。「つしまモルック1045」は屋外8コート、屋内3コートの計11コートを備え、宿泊者が利用できる施設として運用されます。
グランドオープン当日の9月26日と翌27日には、モルック体験会と対戦会を開催予定です。宿泊プランの販売も予定されており、旅の目的に合わせて体験を組み込みやすい導線が用意されます。
出典:PR TIMES 「東横INN対馬比田勝」 モルックパーク「つしまモルック1045」9月26日グランドオープン!
雨天対応を含む11コートが、滞在中の選択肢を広げる
屋外だけでなく屋内3コートを設けた点は、離島旅行で天候による行程変更が生じた際にも、宿泊施設内で過ごす選択肢を確保しやすい設計です。少人数の体験から大会形式の対戦、チームでの合宿利用までを想定しており、同じ設備でも利用者ごとに異なる滞在目的を受け止められます。
ホテル運営の視点では、コート利用時間の事前調整や体験会の受付を通じて、到着後の案内を具体的にしやすくなります。客室・朝食・周辺案内に加え、館内外での過ごし方を提案する接点が増えることは、連泊やグループ利用の満足度を支える工夫として映ります。
対馬の自然体験に、参加型スポーツを重ねる
東横INN対馬比田勝の周辺には三宇田浜海水浴場や上対馬温泉 渚の湯があり、海辺の景観や温泉を楽しむ旅の拠点となっています。そこにモルックという参加型の体験を加えることで、観光地を巡る時間と宿泊地で仲間と過ごす時間を、ひと続きの旅程として組み立てやすくなります。
観光庁の「観光地域づくり事例集 第3章『地域資源の活用強化』」は、地域の自然や景観を観光の魅力へつなげる多様な取組を取り上げています。対馬でも、地域固有の自然に触れる観光と、誰でも参加しやすい滞在内コンテンツを組み合わせることで、旅行者が地域で過ごす時間に新たなリズムを生み出すことが期待されます。
国内旅行需要を受け止める、グループ滞在の導線
観光庁の令和8年版観光白書(概要版)によると、2025年の日本人国内旅行消費額は26.8兆円で過去最高となりました。旅先での体験を重視する利用者に対し、宿泊と活動を分けずに提案できることは、旅行計画を具体化する際の分かりやすさにつながります。
モルックはルールを共有しやすく、年齢や経験の差があるグループでも参加のきっかけをつくりやすい競技です。宿泊プラン、利用案内、周辺観光の情報を一体で伝えることで、家族旅行や友人同士、スポーツ目的の団体など、それぞれの行動計画に沿った予約導線を整えられそうです。

地方部への滞在を支える体験の積み重ね
同白書では、2025年の外国人延べ宿泊者数が1億7,787万人泊で過去最高となる一方、その約7割が三大都市圏に集中していると示されています。地方部での滞在を選択肢にしていくには、交通や観光資源の案内に加え、現地で何を体験できるのかを旅行者に伝えることが大切になります。
観光庁の「ATWS2023を契機としたアドベンチャーツーリズムの推進に向けたヒアリング・アンケート調査結果」も、自然や地域との関わりを旅の価値へつなげる視点を示しています。東横INN対馬比田勝の新しいモルックパークは、対馬での自然・温泉観光に、宿泊者同士が参加できる時間を重ねる取り組みです。地域の魅力を急がず味わう旅のきっかけとして、丁寧な滞在設計がうかがえます。
まとめ
東横INN対馬比田勝の「つしまモルック1045」は、雨天対応を含む11コートを活用し、対馬観光の合間にも滞在型の体験を加えられる施設です。海辺や温泉という地域の魅力と、仲間と参加できるスポーツを結ぶことで、旅程の中でホテルが果たせる役割を広げています。
企業情報
■ホテル概要
- 店舗名:東横INN対馬比田勝
- 住所:〒817-1703長崎県対馬市上対馬町西泊1217-5
- 客室数:242室
- TEL/FAX:0920-88-6045/ 0920-88-6046
- 最大収容人数:374人
- 駐車場:平置き駐車場77台 先着順(無料)
- アクセス:対馬空港から車100分/比田勝港国際ターミナルから車5分
会社概要
- 会社名:株式会社東横イン
- URL:http://www.toyoko-inn.com
- 業種:飲食店・宿泊業
- 本社所在地:東京都大田区新蒲田1-7-4
- 電話番号:03-5703-1045
- 代表者名:黒田麻衣子
- 上場:未上場
- 資本金:5000万円
- 設立:1986年1月
参考資料
- 観光庁(国土交通省)『令和8年版観光白書(概要版)(2025年)』: 令和8年版観光白書(概要版)
- 観光庁(国土交通省)『ATWS2023を契機としたアドベンチャーツーリズムの推進に向けたヒアリング・アンケート調査結果(2024年3月)』: ATWS2023を契機としたアドベンチャーツーリズムの推進に向けたヒアリング・アンケート調査結果

